メディカルハーブ・ノート【2】歴史2

長いうんちくから、一気にお勉強モードになった、このブログw
さてさて。ハーブの歴史。中盤です。

ハーブ(薬草)が人類の歴史上、いつ現れて、
どんなふうに使われてきたのか?

古くはB.C.(紀元前)17世紀から、A.D.(紀元後)20世紀頃まで。
ここではテキストで鈴猫が個人的に???だったものを補足しつつ、
提唱した理論、主な人物など、まとめていこうかと。

今回は、紀元はじめ頃から、中世まで。

まずは歴史の流れを。
前半でも書きましたが、古代ローマは、歴史上、ヨーロッパ、
北アフリカ、中近東などに拡がった巨大な国となりまして。
とうとう巨大化したローマ帝国は、東西に分かれていきます。

そのうち、東のイスラム勢力が優勢になり、
A.D.5C 西ローマは滅亡。ヨーロッパは衰退。大陸を追われます。
一方、A.D.9~10C には東ローマの中近東、西アジアなどが、
大きく発展していくわけです。

ここで代表的な人物を一名。
・古代ローマ時代(A.D.9~10C)
  アラビア(イスラム圏)で医学が発展した頃。
  アビケンナさん(イブン・シーナ。発音が違うけど同じ人。)
  錬金術師。精油の蒸留を初めて行った人です。

イスラム勢力が、アラビア半島、地中海、インドなどを制圧していき、
大陸を追われたヨーロッパ勢力。
新境地を求めて、インド航路を開拓していきます。
そして、A.D.15~17C 大航海時代へ。
その頃、たくさんのハーブやスパイスが、他国からヨーロッパへ
輸入されるようになりました。

この頃、植物療法の専門家という意味の
ハーバリストという言葉も生まれました。
当時、ヨーロッパで代表的なハーバリストは4名紹介されてます。
まぁ皆さん、イギリス人ですけど。
英国。中世時代(A.D.16~18C初)
 1・ターナーさん…ウィリアム・ターナー。医師・牧師。英国・植物学の父。
 2・カルペッパーさん…ニコラス・カルペッパー。占星術師・薬剤師。
 3・ジェラードさん…ジョン・ジェラード。ロンドンに薬草園をひらく。
 4・パーキンソンさん…博物学者。チャールズ1世に仕えた。

アロマ検定やインストラクター試験などでは彼らについて、
かなり詳し~く問われますが、
メディカルハーブでは、そこまで問われませんでした。
ただ、「占星術師だったハーバリストは?」みたいな問題が出たので、
簡単な特徴は、覚えておくと良いかも知れません。

というわけで。

この後イギリスでは、産業革命によって、
植物療法の歴史も大きく変わっていきますので、その辺りを。


次回は、19世紀以降から現代まで。
メディカルハーブ・ノート【2】歴史 に続きます。


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